年末からの予定

あっという間に11月が終わってしまいそうです。大急ぎで衣替えをしたら、急に寒くなり、秋はあまり感じないままもう冬かしら…。床暖房のありがたみを感じながら、家でぬくぬく暮らしておりますが、冬生まれの私としては夏の暑さよりずっと凌ぎやすい気がします。 11月はとにかく眠くて。蝶々夫人で頭使いすぎたからなのか(笑)、久しぶりのオペラで張り切りすぎたのか。 とりあえず、エネルギーを貯める時間という感じで過ごしました。 さて、そうこうしているうちに、来年のお仕事も入ってきました。どれも楽しみなものばかりなので、しっかり準備して臨みたいと思います。 12月のお仕事は、久しぶりの第九!西日本銀行さん主催のガラコンサートで、とっても楽しそうですが、なんと抽選制のプラチナチケットなのだそうです!久しぶりの福岡に伺うのも楽しみ。第二部では「星に願いを」も歌います。先日マエストロとお稽古しましたが、久しぶりの第九も丁寧にこだわりを持ったリハーサル。ワクワクします。 年が明けましたら 2025年1月5日(日)13時30分開演 ミューザ川崎シンフォニーホール新交響楽団第268回演奏会曲目 ワーグナー:舞台祝祭劇「ニーベルングの指環」より第2日「ジークフリート」ハイライト  第1幕第3場より:霊剣ノートゥングの再生(ミーメ、ジークフリート)  第2幕第2場より:森の中のジークフリート(オーケストラ版)  第3幕第3場:ブリュンヒルデの目覚め(ジークフリート、ブリュンヒルデ)指揮:城谷 正博ジークフリート:片寄 純…

続きを読む

一つの山を越えて

14日月曜日、なお企画《蝶々夫人》2公演、無事に終えることができました。 昨年夏に見つかった体調の悪化を治療し始めて約一年。治療もうまく功を奏し、今の状態の体でどう効率よく体力を配分して歌っていくのが良いのかもわかってきて。4月の自主公演「ただいま」でも歌ったり踊ったりしてみて、デア・フェルネ・クラングさんとは大ホールでのオケ公演。そして今回はハイライトとはいえ、香盤表にびっしり丸がついている(笑)ずっと2時間喋って演じていたスズキも無事にやり遂げることができました。 なんかこう、歌手としての機能全てを試してみることができ、復活したなーと実感することができて嬉しかったです。 小プロダクションでもあり、前日と当日しかホールを借りられなかったため、舞台での抜き稽古→ゲネプロ2本とやった翌日の昼夜公演本番で、本当に集中力とか保つのかなというのが一番の心配事でもありましたが、舞台というものは1人でやるものではないのですよね。皆さんのエネルギーによって支え合ってる感覚があり、またお客様の集中して聞いてくださっている感じにも助けられ、思ったよりは楽に2公演やり通すことができました。 演出の三浦安浩さんも、指揮の小﨑雅弘さんも、他の現場ではご一緒したことがあっても、これほどしっかり「一緒に作る」感じでお仕事をしたのは初めてでしたが、私の「演」「歌」「在」のようなものを信じてお任せくださり、時には「どうしたらいいと思う?」とフランクに私の意見を取り入れて下さったりもして、創作の喜びもたくさん感…

続きを読む

地元オペラにかける思い

今お稽古に入っているのは、なお企画の《蝶々夫人》。 私はスズキ役ですが、ハイライト上演のカット部分を補い、また字幕を使わず音楽や演技を集中して観ていただくためのナレーションも担当しています。 最初はもっとシンプルな感じかなと想像していたら、なんのなんの。普通にオペラですし、スズキのナレーションはめっちゃ濃厚で、普通に一人芝居としての技能を求められてしまっております。(毎回試行錯誤中) 春雨ホールは、今までも門下生とのコンサートにも使ってきたのでご存じの方も多いと思いますが、客席130ほどの小さな、しかし響きの良い本格的なホールです。 このように私自身も「わ」の会の稽古にも使わせていただいていた、思い入れのあるホールです。 この中に、ぎゅっとプッチーニのオペラのエッセンスを詰め込み、上演しようという企み…じゃなくて試み。 私の生徒でもある飯塚奈穂さんが主催ということで、私もスズキ役としてお手伝いさせていただくことになりました。 そして、今日お昼過ぎに地元品川のローカルFM局の生放送に広報のため出演してきます!という報告を受けていたので聴いてみました。 その中で、奈穂さんの「ずっとオペラがやりたくて、他の仕事もやったけど諦めきれずにいた。子供が3人いるが、お母さんたちには心の支えも必要だし大変なこともたくさんある中で、周りのお母さんたちが幸せな太陽のような存在でいられるお手伝いをしたいと親子向けのコンサートなどを企画してきたが、自分の子友達も大きくなって…

続きを読む