東京交響楽団《エレクトラ》

先週は1週間グッと濃縮された感じでエレクトラな毎日でした。 冒頭の侍女コーナーは、サロメのユダヤ人、リングのライン乙女と並んで「本番前に必ずアンサンブル稽古をするべき」な、阿吽の呼吸が必要な場面。いろんなオペラでご一緒したことのある、頼れる仲間と頑張って準備をしてきました。飯守先生のいつもおっしゃる「アンサンブル仲間と仲良く過ごして、どんどん呼吸のあった演奏になっていく」ことを感じられる1週間になりました! マエストロとピアノ稽古→オケと音楽稽古→ランスルーと進んでいく中で、段々にお互いの呼吸も感じやすく、斜め後ろのマエストロを見るポイントも馴染んできました。(足元には指揮モニターがあったのですが、近すぎて見られないw)2回の本番、舞台サイズなどの状況が違う中でも、オーケストラが近いことで、いろんなパートを聞き取ることができて、アンサンブルする楽しさよ! 監視の女+侍女5人と、アンサンブル稽古をまとめてくださった石坂さん、マエストロ音楽稽古でも見事に全曲弾き切って来日組の皆さんもびっくりだった木下さん。 二期会合唱団の皆さん。クリテムネストラの断末魔の叫びは小林紗季子さんでした! 「衣装もセットもない状態で、オペラ歌手であるあなた方の歌と演技でオペラを見せてほしい。オペラの舞台よりお客様に近く、顔の表情も見えるはず。皆さんの力を信じていますよ。」というSirトーマス・アレンのお言葉通り、それぞれの「役者魂」が作り上げた舞台だったように思います。 …

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大阪フィル ヴェルディ”レクイエム”

続きまして、21日と22日は大阪フィルハーモニー交響楽団さんの定期演奏会でヴェルディのレクイエムを歌ってきました! 昨年も5月の宮崎と12月の名古屋で歌いましたが、どちらも代打。オリジナルのキャストとしてご依頼いただいたヴェルレクは久しぶりです。いつもワーグナーの現場でご一緒する田崎さん、信頼できる内声仲間の宮里くん、そしてとってもお久しぶりにご一緒する平野さんという豪華メンバーでの大好きな演目に、ずっと前から楽しみにしておりました。 二日間のオケ合わせを経て、ソワレ→マチネというスケジュール。4日続けてこの曲を歌うことになるわけですが、大フィル合唱団の皆様も本当に安定したパフォーマンスで、なんかこう当たり前のように「こういう曲ですよ」という演奏になっているのがすごい。いろんなご縁があって、合唱のソプラノもアルトも(なんならダブルコーラスのどっちも)頭に思い浮かぶぐらいよく知っている曲。サンクトゥスとかリベラメを密かに口ずさんでいたら、お客様にチェックされていたみたい(テヘヘ)。 オケと合唱の間に少しスペースをとるため、オーケストラは少し平たい感じになっていたのかな?木管パートもよく聞こえ、とても歌いやすかった!歌には言葉があるため、音符の長さというか重さが均等ではなくなるのですが、それをよく感じて一緒に歌うように!と何度もマエストロがおっしゃっていて、本当に「ご一緒に歌う感覚」をたくさん味わえて嬉しかったです。 フェスティバルホールはパーンと開放的な空間であるが故…

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Festa Gioiosa delle Dive

少し前になりますが、渡海千津子さんにお誘いいただいて”Festa Gioiosa”愉しき祭りというタイトルの、濃〜いコンサートに出演いたしました。 びわ湖《ワルキューレ》の稽古場でお会いしたので、私にとって千津子さんがワーグナーをお歌いになるのはなんの違和感もないのですが、やはりそうそう頻繁に歌うようなレパートリーではないので、色々と試行錯誤なさっているご様子。そんな勉強熱心なお姿に刺激されて、私もあらためてブリュンヒルデに向き合ってみました。 ワーグナーだけではなく、ベルカントで始まり、ヴェルディ→マスネーからのワーグナーという構成のプログラムでしたが、しっとり系と激しい系がうまく配置できたのではないでしょうか。交互に歌う私たちはともかく、ピアニストの斎藤さんには負担が大きかったと思いますが、お客様の雰囲気にも助けられて、とても楽しく歌い終えることができました! いわゆる「有名どころのアリア」だけではないプログラムでしたので、曲解説は文字ではなくナレーションで。二期会のマスタークラスで研修中のテノール菅くんに、原稿を書くところからお願いしてやってもらいました。お客様の立場に寄り添い、情報が多すぎず少なすぎず、ちょっと親しみの持てる感じでお願いしますね〜というざっくりしたオーダーを、しっかり形にしてくれた素晴らしいナビゲートで、とっても助かりました! このコンサートの後に、歌ってみたくなったと言って門下生がロッシーニの「柳の歌」をレッスンに持ってきてくれたの…

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びわこえ”お神酒徳利”な3月

すっかり月報となっておりますが、気がつけば桜が咲いて、春の気配ですね。 3月は2つの本番がありました。 まず15日のネトレプコさんコンサートへの出演。なんと言っても、今が旬の世界のプリマと共演できるので、とても楽しみでした。アムネリスは何度か新国立劇場のカヴァーとしてやっていましたが、スペードの女王は初。短時間に段取りをパパッと決めて、相手との呼吸を測って芝居しながら歌う感じ。とっても”劇場”な時間でした。 そして、翌16日からは《お神酒徳利》の立ち稽古でした! まず6〜8日の3日間で、作曲者で今回の指揮もなさる松井和彦先生との音楽稽古。そして、16日からぐっと詰めて立ちの稽古というスケジュール。私は16、17日の2日間で段取りをざっくりとさせていただき、一旦帰京。 先に決まっていた門下の講習会を終えて、22日の稽古から戻り、一気に25日の本番まで駆け抜けた感じです。 演奏時間80分ほどですが、コメディというのはしっかり段取りがキマってこそ。歌い、踊り、着替え?色々な要素が畳み掛けてきますが、みなさんさすが!のメンバーで、とってもスムーズに稽古が”積み重なって”いったように思います。 私がお留守にしている間に、衣装パレード(みんなで着て並んでみるやつ)がありまして、グループLINEに流れてきた写真が…すごい! こ、これはえらいところに来てしまったぞ…と思いましたが(笑)、衣装のクドさを上回る歌と芝居と存在感で、全く痛い感じがしないのがまたびっくりでした。こ、これ…

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スペインな気分の1月でした

あっという間に2月になっていました(笑) いつもは本番終わるとすぐにブログ書くのですが、立川のコンサートの時に、広島でも着る新衣装だったため、終わってからまとめて書こう〜なんて思ったら、こんなに日がたってしまいました。 というわけで、1月14日は立川でハープの操美穂子さんとコンサートでした!トークを交えて、夢をテーマにした曲、そして「あったかいところに行きたい!」という感じで、スペイン民謡をもとにしたファリャの「7つのスペイン民謡」も。ハープソロでもフラメンコな曲を入れてくださって、初めてでも聴きやすくて楽しめるプログラムになったのではないかと思います。 こちらの黒いブラウスを、この1月の二つのコンサートのために新調! ピアノ伴奏とはまた違うサウンドを楽しんでいただけたと思いますが、操さんには大変ご無理をお願いした気がします…(汗 お疲れ様でした!! そして、29日には広島交響楽団の皆さんと「三角帽子」! ファリャのバレエ音楽「三角帽子」では序奏での「Olé! Olé!」の掛け声と #池田香織 さんの圧倒的な歌声に一気にスペインの空気に。三ツ橋敬子さんのエネルギッシュな指揮に広響も熱演で応え、会場が熱気を帯びたように感じました。アンコールでは池田香織さんが極上の #ハバネラ も披露。 pic.twitter.com/8hTWogmUQG— 広島交響楽団 (@hirokyo_info) January 31, 2023 アンコールではハバネラも歌わせていただきまし…

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