オペラ《平家物語》終わりました…

夏前からずっと共に過ごした《平家物語》、昨日の兵庫公演をもって無事に、全員欠けることなくご披露できました。 大宮では、大規模なステージにダイナミックな演出、兵庫ではコンサートホールでのセミステージでの凝縮された見せ方でと違ったアプローチになりましたが、音楽と演技でストーリーを表現することには変わりなし! 大宮での美しい舞台や、フルでの演技を経験したことで、作品への理解も深まり、兵庫公演のタイトなスケジュールの中でも阿吽の呼吸で密度の高い演唱に繋げていけました。 兵庫公演は後から急に開催決定したため、キャストも半分は都合がつかず、大宮でカヴァーキャストをしていた方々、さらには全く新しい状態で飛び込んで下さった方も。そんな中で、今回の垣内マエストロは大宮から稽古をお手伝いくださり、色々と様子をご理解いただいた上での今回でしたので、とても安心感がありました。また、メンバー中いちばん若い副指揮の福澤さんが、大宮での先輩副指揮平石さんから引き継いでのプロンプターに入ってくださり、複雑で大変な作品を安心して歌い演じる上での大きな助けになってくださいました。この夏で大きく成長なさった姿を(文字通り、笑)目の前で拝見して、心強く嬉しかった! 大宮でカヴァーに入っていた清盛岩田さんと後白河氷見さんは満を持して!という感じで、今回が初登板であることを忘れるような堂々たる演唱でした。大宮での池内清盛さん、木村後白河さんのインパクトが強い名演のあとを継いでの登板はプレッシャーも大きかったことでしょう…と終わってか…

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平家物語と愛の死な夏でした

お久しぶりです! 9/1からオペラ《平家物語》の立ち稽古が始まり、大宮にマンスリーマンションを借りて、そちらから劇場に通っておりました。週末などで少し休みが続く時は少し帰宅したりしつつ、基本的にはマンションと稽古場の往復。 起きて、前日のおさらいしつつご飯食べて、浴衣に着替えて出勤。帰宅後は稽古着を洗濯して、軽く夜食をとり、マッサージやストレッチをして寝るという、規則正しい生活! 部屋には小さな鏡しかないため、ノールックで着付けも上達しました! お稽古の合間には、下野マエストロとセントラル愛知さんのコンサートのため名古屋へ行ったりもしました。 旅仕事vlog 名古屋で歌ってきました!https://youtu.be/FotogdPbrVA 今年前半はスローペースでお仕事していたため、急にハードモードになった状態で大丈夫かしら?などと少し心配もしつつ向かいましたが、慣れた曲であること、マエストロとオーケストラの温かい雰囲気に包まれて気持ちよく過ごせたことなどに助けられて、とても良い時間となりました。 そして、大宮に戻ったら稽古はもう通し稽古の段階に。急ぎ時子モードに頭を戻して。 今回のキャストでは最年長でしたが、皆さん若いながらも才能と、それに勝る努力の方々ばかりで、とても刺激を受けました。曲も簡単ではなく、また題材としては昔から皆さんに愛されている有名な物語ですので、ご覧いただいて「こんなの違う!」と感じさせない説得力ある演唱をしなくては!というプレッシャーもありましたが、日々の積…

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びわ湖の午後

2023年の12月に予定されていた「びわ湖の午後」を、私の都合でキャンセルさせていただき、でもその時のために委嘱してあった曲をなんらかの形で世に出したいと考えていた時に、もう一度オファーをいただくことができました!というわけで、私のオペラ歌手人生の中で大きな存在であるびわ湖ホールの素敵な小ホールでリサイタルをさせていただくことができ、委嘱作品の《羅生門》も形にして皆様にお聞きいただくことができました。嬉しい! 前日や当日に、同じ建物内でリハーサルや建て込みなどをなさっているいろんな方が訪ねてきてくださったり、字幕や照明なども「こんな感じでやりたい」と申し上げると、打てば響くようにどんどん「そうそう!」という感じで作ってくださるプロフェッショナルなスタッフの皆様。そんな温かい「ホーム感」に支えられて、無事に本番を終えることができました。 また、羅生門を和装でやりたいと考えていたため、着替える時間を使って作曲家の植松さんにプレトークをしていただいたり、今回も一緒に羅生門の譜読みをしていただき、長年私のレパートリーを一緒に作ってくださってきている新国立劇場ヘッドコーチの城谷さんが「聞きに行くよ!」とおっしゃってくださったので「じゃあ!指揮もしてよ」とお願いして愛の死を一緒に演奏していただいたり。私のわがままを形にするために、たくさんの方々が手を貸してくださり、本当に感謝でした。 そして、ピアニストの石野真穂さんとは、何度も一緒に演奏しているのですが、今回のプログラムは思ったより(?)ハードで、リハ…

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あちこちでお目にかかりましょう!

いよいよびわ湖の午後リサイタルが迫ってまいりました! 自分なりのこだわりを詰め込んだプログラムで、楽しく皆様と時を過ごせたらと思います。プログラムについてのエッセイをびわ湖ホールのサイトに掲載していただいたので、ぜひお読みくださいね。 今まで何度も歌った曲から、今回初お披露目の委嘱作品まで幅広い感じになっておりますが、びわ湖ホールさんの手厚いサポートもあって、どなたにも楽しめるようになっております。どうぞ気楽におでかけください。日曜の午後のコンサートなので、土曜日は万博、日曜はコンサートなんていう関西の週末エンジョイプランなんかいかがでしょう? そんなこんなで準備に追われているうちに、5月1日に発表となり、20日に一般発売だったオペラ《平家物語》@大宮ソニック(10月4.5日)が瞬く間に完売となっておりました。びっくりです!私は、平清盛の妻を演じます。壇ノ浦で「波の下にも都の候ぞ」と孫を抱いて飛び込んだ二位の尼、平時子です。壇ノ浦の合戦まではオペラに出てきませんが、戦の世にあってのそれぞれの立場での正義について考えさせられるようなオペラになっております。この夏はこちらに全力で取り組んでまいります。 その直前になりますが、オペラでもご一緒する下野竜也さんと2025年9月20日(土)13:45開場 14:30開演愛知県芸術劇場 コンサートホール指揮/下野竜也 メゾソプラノ/池田香織*ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より〝前奏曲と愛の死″*ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調WAB10…

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新しい年、一つの区切り

3/19の“みわのこえ”は、平日昼間、祝日前(連休にする予定の方も多かったのでは)、そして他のコンサートと重なったりも多い中、多くのお客様にお越しいただきました。シリーズとしてこ」あら続いていくコンサートの、良いスタートを切れたのではないでしょうか?みわさんおつかれさま! そして、植松さやかさんの《あらしのよるに 》はとても印象深く楽しく演奏させていただきましたが、また6月の「びわ湖の午後」リサイタルでも植松作品を歌えるので、またちがった味わいを楽しんでいただけるのではと、私自身も楽しみでなりません。 終わってから少し疲れをとって、そのリサイタルの準備も本格的に始まりました。 コンサートのプログラムを組むときには、いつも何かテーマをもちたいと思っているのですが、植松さんの《羅生門》をセンターに据えての、喪失と光明、というテーマを思いついてからは、割とサクサクと曲選びができたように思います。 本日(2025年4月6日)より一般発売も始まりましたので、どうぞ皆様ご予定ください。羅生門については、作曲してくださった植松さんによるお話も少し伺えることになりました! 3月末はちょっとダラダラと過ごしてしまいましたが、4月になって「気を引き締めていかねば!」という気持ちも湧いてきましたよ。 ここ数年、嬉しいこともたくさんありましたが、なんとなく気の塞ぐことも多く、また身の回りの仲間たちにも山あり谷ありな今日この頃。桜が満開になり気持ち良いお天気だった昨日、神社にて八方清め祓を受けてまいりま…

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