大宮では、大規模なステージにダイナミックな演出、兵庫ではコンサートホールでのセミステージでの凝縮された見せ方でと違ったアプローチになりましたが、音楽と演技でストーリーを表現することには変わりなし!
大宮での美しい舞台や、フルでの演技を経験したことで、作品への理解も深まり、兵庫公演のタイトなスケジュールの中でも阿吽の呼吸で密度の高い演唱に繋げていけました。
兵庫公演は後から急に開催決定したため、キャストも半分は都合がつかず、大宮でカヴァーキャストをしていた方々、さらには全く新しい状態で飛び込んで下さった方も。そんな中で、今回の垣内マエストロは大宮から稽古をお手伝いくださり、色々と様子をご理解いただいた上での今回でしたので、とても安心感がありました。
また、メンバー中いちばん若い副指揮の福澤さんが、大宮での先輩副指揮平石さんから引き継いでのプロンプターに入ってくださり、複雑で大変な作品を安心して歌い演じる上での大きな助けになってくださいました。この夏で大きく成長なさった姿を(文字通り、笑)目の前で拝見して、心強く嬉しかった!
大宮でカヴァーに入っていた清盛岩田さんと後白河氷見さんは満を持して!という感じで、今回が初登板であることを忘れるような堂々たる演唱でした。大宮での池内清盛さん、木村後白河さんのインパクトが強い名演のあとを継いでの登板はプレッシャーも大きかったことでしょう…と終わってから気づきました(笑)。ごめん!
源氏ファミリーは全員新しく。子供合唱から選抜された子頼朝ちゃんは、大宮での強い男の子らしい名演とはまた一味変わり、凛々しくも儚さを感じる歌い演じぶり。平家ファミリー3人(清盛時子重衡)は顔だけそれぞれの演技をしつつ、グッと心を掴まれながら聴き入ってしまいました。
そして、新メンバーとなった大人源氏の皆さんも、難しいアンサンブルとひんやりするような整った演唱で平家を脅かしてくれました。
大宮から続投だった娘徳子、息子重衡、徳子を守ってくれる前子、これぞ板挟みながら雅に嘆く高倉帝、みんな阿吽の呼吸で演技がどんどん深まり、演じていてとても楽しかったです。
Xなどで感想を拝見すると、オペラも演技をするのかと驚いていらっしゃる方も見受けられ、おそらく八木さんパワーなしではそのような方にオペラの世界を観に来ていただくこともなかったかと思うと、感謝です。
八木さんは、大宮からだいぶ時間が経っている中、きちっと色々なことをしっかり思い出し対応なさってくださってて、舞台上で心配なことはひとつもなく、お客様のアテンションをグッと集めてくださったのはやはりすごいなと思いました。
本当におつかれさまでした!
そして、見えないところでたくさんたくさん支えてくださるスタッフの皆さま、本当におつかれさまでした。
1幕スタンバイにて
美しい衣装、ヘアメイク、照明、そしてステージング!色々な要素は役に入る上で大きな助けです。本当にありがとうございました。
さて私は、時子かあさんを終え、11/19の室内楽(ブラームス@白寿ホール)、そして12月14日の二期会《ファウストのの劫罰》のお稽古が始まります。今度は娘役です!頭切り替えて頑張らねば
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