大阪フィル ヴェルディ”レクイエム”

続きまして、21日と22日は大阪フィルハーモニー交響楽団さんの定期演奏会でヴェルディのレクイエムを歌ってきました! 昨年も5月の宮崎と12月の名古屋で歌いましたが、どちらも代打。オリジナルのキャストとしてご依頼いただいたヴェルレクは久しぶりです。いつもワーグナーの現場でご一緒する田崎さん、信頼できる内声仲間の宮里くん、そしてとってもお久しぶりにご一緒する平野さんという豪華メンバーでの大好きな演目に、ずっと前から楽しみにしておりました。 二日間のオケ合わせを経て、ソワレ→マチネというスケジュール。4日続けてこの曲を歌うことになるわけですが、大フィル合唱団の皆様も本当に安定したパフォーマンスで、なんかこう当たり前のように「こういう曲ですよ」という演奏になっているのがすごい。いろんなご縁があって、合唱のソプラノもアルトも(なんならダブルコーラスのどっちも)頭に思い浮かぶぐらいよく知っている曲。サンクトゥスとかリベラメを密かに口ずさんでいたら、お客様にチェックされていたみたい(テヘヘ)。 オケと合唱の間に少しスペースをとるため、オーケストラは少し平たい感じになっていたのかな?木管パートもよく聞こえ、とても歌いやすかった!歌には言葉があるため、音符の長さというか重さが均等ではなくなるのですが、それをよく感じて一緒に歌うように!と何度もマエストロがおっしゃっていて、本当に「ご一緒に歌う感覚」をたくさん味わえて嬉しかったです。 フェスティバルホールはパーンと開放的な空間であるが故…

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Festa Gioiosa delle Dive

少し前になりますが、渡海千津子さんにお誘いいただいて”Festa Gioiosa”愉しき祭りというタイトルの、濃〜いコンサートに出演いたしました。 びわ湖《ワルキューレ》の稽古場でお会いしたので、私にとって千津子さんがワーグナーをお歌いになるのはなんの違和感もないのですが、やはりそうそう頻繁に歌うようなレパートリーではないので、色々と試行錯誤なさっているご様子。そんな勉強熱心なお姿に刺激されて、私もあらためてブリュンヒルデに向き合ってみました。 ワーグナーだけではなく、ベルカントで始まり、ヴェルディ→マスネーからのワーグナーという構成のプログラムでしたが、しっとり系と激しい系がうまく配置できたのではないでしょうか。交互に歌う私たちはともかく、ピアニストの斎藤さんには負担が大きかったと思いますが、お客様の雰囲気にも助けられて、とても楽しく歌い終えることができました! いわゆる「有名どころのアリア」だけではないプログラムでしたので、曲解説は文字ではなくナレーションで。二期会のマスタークラスで研修中のテノール菅くんに、原稿を書くところからお願いしてやってもらいました。お客様の立場に寄り添い、情報が多すぎず少なすぎず、ちょっと親しみの持てる感じでお願いしますね〜というざっくりしたオーダーを、しっかり形にしてくれた素晴らしいナビゲートで、とっても助かりました! このコンサートの後に、歌ってみたくなったと言って門下生がロッシーニの「柳の歌」をレッスンに持ってきてくれたの…

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