佐賀に行ってきた!

3泊4日で佐賀に行ってきました。 来月の佐賀浪漫座でのコンサートのリハーサルと、ちょっと久しぶりになってしまった佐賀の生徒さんたちのレッスン。到着早々から帰る日の夕方まで、びっちりスケジュールを詰めて楽しくお勉強してきましたよ。 今回は、アイーダとアムネリスの二重唱を佐賀の生徒さんと歌う予定です。そのほかの生徒さん、さらには先生である西村晴子さんの声の調整のお手伝いも。声のことはなかなか自分1人でコントロールするのが難しいので、少しでも楽に自由に歌えるように、という観点でお手伝いさせていただいています。最初2日はそんな感じで、個人レッスン祭り。 後半2日は東京から男声歌手2人も合流して、コンサートプログラムのお稽古となりました。生徒さんや盛りだくさんのプログラムを演奏するピアニストさん、そして東京組の私たち3人も、指揮者なしでアンサンブルするときのテンポ感の合意とか、立ち位置などの打ち合わせ、演奏順や演出のことなどたくさんの確認事項をチェックしつつ、楽しくコッテリお稽古しました。 生徒さんたちは、普段舞台でガンガン歌ってる歌手と並んで歌ってみると、わかっていてもちょっと勢いに押されて「おお」となってしまったりするものですが、それでも果敢に頑張ってくれていました。来月の本番までには、もっと落ち着いて冒険できるようになっていることと思います。 私の生徒とも、レッスンの時に相手役を歌ってあげて練習することがあるのですが、それを門下生たちは「ぶつかり稽古」と呼んでいるようです(笑)。生徒だからと…

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音大ではない系→大地と散歩道

すっかり秋らしくなったかと思えば、30℃を超えたり…季節の変わり目ですね。私は暑いのがとっても苦手なので、早く涼しい方向で安定してくれないかなあ。 そんな今週は、「スタートが音大ではない系オペラ歌手」コンサートで始まりました。7月のプレコンサートに引き続き、ソプラノの山口安紀子さんとピアノの藤原藍子さんのお声かけによる、何を間違ってオペラ歌手になっちゃったの?と言われがちな人たちのコンサート。今回はバス歌手が二人加わっての混声に。 私は、バタフライの花の二重唱、闘牛士の歌のメルセデス、ガーシュウィンのSummertime、こうもりのチャールダッシュの4曲に出演しました。この秋はあちこちで(秋だけど)Summertime歌う予定なのですが、初出しだった今回はちょっと緊張しましたが、藍子さんの素敵アシストで気持ちよく歌うことができました!感謝! 私はこのグループ?に松浦麗ちゃんのご紹介で参加したのですが、普段ドイツオペラ系のお仕事が多いので、なかなかご一緒できないメンバーとお友達になれるのは新鮮で楽しいです。 さて、10月には10日すみだトリフォニーにて大地の歌(←詳細はリンクをクリック!)、そして23日には佐賀での音楽の散歩道@浪漫座に出演です。   昨日は大地の歌のコレペティ(個人稽古)に行ってきましたが、やっぱり私はどっちかというと低い声に中心があるのだなあと感じます。初めて歌ったのが2012年なので、書き込みを見るとその頃苦労したっぽいあたりがすんなり歌えたりして。同じ楽譜で、…

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びわこのこえ

12日は二塚直紀君の追悼コンサートでした。 彼の所属していたびわ湖ホール声楽アンサンブル関係者の立ち上げた”びわこのこえ”。義理堅く、心の熱い二塚君の「ホールに恩返しをしよう」という言葉を継いで、これからもコンサートを続けていくそうです。私もできる限りご一緒させていただきたくお願いしました。 奥様の未和ちゃん(右)と関西のプリマ畑田先生と一緒に。私は二塚君をイメージして赤のドレスを用意してみました。 プログラムの順番として「暑苦しい男たちのメドレー」という、大盛り上がりの後に、ワーグナーコーナーが。あの鬼のパンツの後で、何をどう話せば良いのやら…と苦笑しながら出ましたが、不思議と落ち着いて話すことができました。そして、「愛の死」を歌ったのですが、少し暗めの照明からふわっと客席の明かりが見えて、自然と集中して歌い始めることができました。いつも演技上の興奮というか盛り上がりで涙を流したりもするのですが、半分ぐらいの自分は結構冷静で、オケと歌う時との配分の違いなどに注意しながら歌い進めていたのですが、最後の2ページ!というところにきて大きく息を吸ったときに、ぐわっと熱い塊が込み上げてきてしまい、やや嗚咽しながらのクライマックスとなってしまいました。ちょっと動揺したけど、直紀くん許してくださいね。 マスク外して無言なのに、なんか嬉しそうないい顔してる集合写真! 当日のプログラムや挟み込みでお知らせしましたが、早速12月には”びわこのこえ”のコンサートがあります。 1時間ほどのコンサ…

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