集中と解放
《ワルキューレ》が終わって、ちょっと気が抜けている間に、桜は咲いて満開になって、すでにちょっと緑ですね。うちの近くにはとても綺麗な桜並木があるのですが、お散歩しないうちに終わってしまいそうです。
11月ぐらいから、リサイタル→「わ」の会→《サムソンとデリラ》・《タンホイザー》同時進行やりつつ関西フィルのコンサートもあり、怒涛の《ワルキューレ》と、このご時世にしては大変充実した日々を送らせていただきました。どの現場でも最終的にはマスクを外すわけなので、健康管理にもかなり気を遣う日々だったこともあり、稽古場と鍼とたまに耳鼻科ぐらいしか出かけずに過ごし、移動もほぼ車。《ワルキューレ》が終わったら、美味しいもの食べに行きたい!!とずっと楽しみにしていたので、夫と二人であちこち久しぶりのお店に伺ったりしてのんびり楽しみました。
《ワルキューレ》は、始まってみるととても楽しく、共演者・スタッフの皆さんのお力を借りて気持ちよく集中していくことができました。たくさんの素敵な感想を目にすることができて、「がんばりましたね」的なものも嬉しいんですけど、お話の内容にグッと入り込んだ感想をいただくことも多く、色々お伝えすることができたんだなあと感慨深く読ませていただきました。
今回は特に、長いシーンを共有するミヒャエル父さんとは、とても良いやりとりができました。再演のため、かなりハイペースで立ち位置などを覚えなくてはならず、またマスクをつけた状態での坂での歌唱は息苦しく、そんな時にも、「君が後ろからでもしっかりエネ…