先生の心

もう9月も終わってしまいますね。やっと過ごしやすい感じになって嬉しいのですが、急激な変化と秋のアレルギーで少しスローダウンして過ごしています。 9月21日に佐賀で久しぶりの本番。ここ3年ほど、数ヶ月に一度のペースでレッスンに伺っているので、今回も早めに佐賀入りしてレッスンしてからの本番でした。今回初めてお声を聞く生徒さんもいたり、おなじみになった生徒さん、そしてその生徒さんたちの先生である西村晴子ちゃんのレッスンもさせていただいているので、リハーサルから本番までとても忙しく、でも嬉しい時間となりました。 初めての生徒さんには、少しずつ私のやり方を説明しつつ、そして本人にとってどこがボトルネックとなって理解や上達を妨げているのかということを観察しながらレッスンします。何度かレッスンを重ねていくと、段々に信頼関係も築かれてくると思うので、少し突っ込んだ指摘もしてみたり。基本的に普段の西村さんのレッスンで言われていることとは違わないはずなのですが、ちょっと角度の違う言い方をされたり、外の先生のレッスンで緊張していたりということで、受け取るインパクトも変わってくるのかなあと思います。 最初と最後に全員で大アンサンブル。女性三部の譜面しかなかった「ウィリアムテル序曲」を、編成に合わせて夫が編曲しました。アンコールは毎度お馴染みらしいラデツキーを。 レッスンもそうでしょうし、ましてや本番となると緊張もします。なので、必ずしもテクニックの問題だけで解決できないことも多々。私はあがり症だから仕方ない、…

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人のつながり

久しぶりの演奏は、21日の佐賀でのコンサート。昨日は伴奏者の田中健さんとリハーサルいたしました。 佐賀浪漫座での”音楽の散歩道”です。 主催の西村晴子さんとは、20代の頃に勉強会で知り合い、mixiで再会し、最近は年に数回佐賀にお招きいただいて門下生のレッスンをさせていただいています。佐賀に戻られてからも、本当に良いものを知って欲しい、学んで欲しいというお気持ちから、歌の生徒さんだけではなく、伴奏ピアニストの育成にも力を注いでいらっしゃいます。ですので、彼女の恩師でもある名伴奏者の水谷真理子先生をお招きして同じコンサートを分けて弾いていただいたり、というようなことを今までも行っていらっしゃいました。普通、現場にピアニストって一人だけのことが多いので、素晴らしい先輩ピアニストと同じ現場で学べるのは素敵なことだなあと思います。今回は、水谷先生の愛弟子である田中健さんと一緒に佐賀に伺います。私も久しぶりにご一緒するのですが、綺麗な音でエレガントに弾いてくださるのでとても楽しみ。現在愛を深めている(?)チャイコフスキー、お久しぶりねのフォーレ、年明けにはいよいよ全曲歌う《サムソンとデリラ》のアリアなどを歌う予定です。そして、西村さんとはバタフライの二重唱! 西村門下からのつながりで、色々な生徒さんともご縁ができ、教えるという仕事がますます楽しく感じられるようになってきました。いろいろな属性、立場、夢と希望を持った生徒さんたちに、どのようにお手伝いしていくのかということは、そこそこの年齢になってき…

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