2019年振り返り

いつもはmixiに書いているのですが、blogも更新頻度を上げようと思っているので、こちらで書いてみます。 1月新響さんと飯守先生で《トリスタンとイゾルデ》二幕ノーカット+三幕後半念願の「マエストロとイゾルデ」が部分的ではありますが実現して、とても幸せな本番でした。キャストもほぼ理想的な感じで。飯守先生の本番はお稽古も長期間丁寧に行われるので!すごく充実した2か月でした! 2月「わ」の会@トナカイ←語呂が良い(笑)ブリュンヒルデが寝て起きる、という抜粋を。至近距離のワーグナー、好評で嬉しかった。 3月なんといっても《ジークフリート》クリスチャン・フランツと組めたことで、少し苦手意識のあった《ジークフリート》もすっきり取り組めました。ああ、リングも後半…。 そして、小平での震災チャリティコンサートにもお誘いいただき、久しぶりの方、はじめましての方、たくさんの方とご縁が繋がり嬉しかったです。 4月オペラ稽古の合間に就活。→実りました! 《エロディアード》フランスオペラをマエストロプラッソンとできるなんて!そして実は何気にソロでは初オーチャードでした。 5月自主企画《ここはよいところ》小林厚子ちゃん、鳥木弥生ちゃん、江澤隆行さんと楽しくロシア東欧北欧縛りで。企画段階からとても楽しい日々で、終わるのが惜しかったです。 6月《サロメ》!!デッカーさんとの再会、いかにも劇場の人という感じのヴァイグレさん、そして無敵な娘の森谷真理ちゃん!! そして、西宮にお邪魔して、PACと下野さんと…

続きを読む

サプライズ!

今年の第九は読響さんと、なんと7公演です。1日だけオフがあるものの、後半5回は連続しています。なんというか未知の世界(笑)オペラは何回もやることありますけど、連日とかはないですからねえ。というわけで、始まる前は少し緊張していましたが、指揮者もソリストチームも和気藹々とした雰囲気、オーケストラはマーラーから引き続きの読響さんだし、合唱は我らが自慢の新国立劇場合唱団ということで、知った顔に囲まれて気持ちよく過ごしております。昨日は東京最終日。今日の浜松、明日の大阪で終了です。 最近は、お仕事で会う方々とすぐにFacebookなどで繋がることが多いのですが、数日前から「もうすぐ誕生日だね」と外人チームにチェック入れられていました。ちょうどキリの良い歳でもあるし、じゃあドイツ式?!に差し入れでもしますか!と、当日はちょっとアホっぽいカードと共に、お菓子を持って劇場へ。 こういう時って、ゲネプロの時にみんなで「ハッピーバースデー🎉」とかいきなり演奏したりするんですけど、昨日はゲネプロのない日だったので、まさか何もないよね、と油断しておりました。 ソリスト仲間と指揮者にはそれぞれカードとチョコを楽屋に入れておいたら、みんな「おめでとう㊗️」と楽屋に声をかけにきてくれました。マエストロは♪Happy Birthday とか歌いながら入ってきて「今日は何も特別にはできないけど、コンサート自体がお祝いと思ってね」とか言ってて。(思えばこれが怪しかった…) 無事にコンサート終わって、何回目かのカーテン…

続きを読む

オペラサロントナカイ!

昨夜はオペラサロントナカイに、「わ」の会がお邪魔してきました。2月には「ブリュンヒルデが寝て起きる」のをやって、こんなオタッキーなのでいいのかしら?と思っていましたら、「解説や指揮があるのが興味深い」「眼の前で聴ける迫力が良い」などのご好評をいただき、年内再度の登場となりました。 今回は前半を少し軽やかに?コルンゴルト《死の都》大沼のピエロの歌で始まり、《こうもり》時計の二重唱、《ばらの騎士》2幕最後というシュトラウス特集(?)。後半は「わ」の会らしく《神々の黄昏》の2幕最後、そして自己犠牲でした。 《こうもり》は日本語でやるつもりでプログラムしたのですが、やはり「わ」の会ならドイツ語でということになってドイツ語で歌いました。これがねえ…思いの外大変で…数えるのが!!ドイツ語で早口でわーってしゃべるような曲も今までやってきているけど、最初歌ってみたら近年稀に見る言えなさ!!13(ドライツェーン)14(フィアツェーン)みたいなツェーン連発あたりからすでに大変なのですが、最後の方なぜか50,60,80,100といかなきゃいけないのに、80,90!とかうっかり言ってしまうなどの事故頻発。これは口が覚えてしまってはヤバいパターンの間違い方なので、じっくりテンポおとしてさらいまくりました。手帳の記録によりますと、11月4日より毎日とにかく本番あろうが飲んで帰ろうが3回しっかり唱える、というのを励行。少しずつ速く言えるようになりました。しかし、音楽稽古でアイゼンシュタインが耳元でうたってる状態にな…

続きを読む

マーラー 交響曲第3番

東京芸術劇場でのマーラー3番が無事に終わりました!昨年の千人(8番)からもう一年経っちゃったのですねえ…。井上道義マエストロよりご指名いただき、今回は女声合唱(首都圏音大合同コーラス)の指導も。合唱指揮者として実績があるわけではない私をご指名頂くということは、ドイツ語の発音・語感・発声のこととか、そういう面を伝えて欲しいってことかなあと勝手に推察し、お引き受けいたしました。 各音大でしっかりと練習してある状態で来てくださったので、3回と少ない合同練習ではありましたが、色々と踏み込んだ練習をすることができました。ありがたいことです!普段私がボイトレなどで伺うアマチュアのコーラスとは全然違うところが難しかったり、難しいところが簡単にできたりするのが面白かったです。まだ若いみなさんなので、どうコントロールしていくか、どう指揮者の要望に応えて短時間で作っていくのか、みたいなことを少しずつ説明していきました。密かな目標として、薄いアニメ声にならず言葉のノリを出せるように、ということを心がけてみたのですが、ドイツ語を歌い慣れているわけではない人もいらしたでしょうが、1回ずつのお稽古でどんどん母音の色がよくなってきて嬉しかった。 私自身は、2012年インバル/都響と2017年角田/デアフェルネクラングに続いて3回目。久しぶりにインバルのCD(ライブのが出てます!)聴いてみましたが、声が若い!42歳だもんねえ。今回は「私もなかなか図太くなったわね」ってとこでしょうか(笑。アルトのものは、(音域的な意味…

続きを読む