新響《トリスタンとイゾルデ》

打ち上げ会場でマエストロと「終わっちゃいましたね」って言い合いました。ものすごく集中して、みんなでうねった24時間。(前日夜の練習から演奏会まで)大好きなイゾルデ役で参加できて、もう幸せすぎて2019年はもうこれで終わった気すらいたします(意味不明w)。 10月のピアノ稽古に始まり、細かいあれこれのご指導。オケと合流してからは、譜面灯を使っての薄暗い演奏に慣れるための闇鍋練習とか、先生の”できると思った相手にしか言わない容赦のない、愛に満ち溢れた語録”炸裂とか、お稽古もとっても濃厚な日々。終わってからの仲間からのメールやSNSの書き込みに、みんなも同じく熱い気持ちで参加してたんだなあと思って嬉しくなりました。 「わ」の会でもお世話になっているピアニストの高田さんに字幕キューをお願いしたり、ステマネは読響の藤原さんだったり、あちこちに頼もしいプロが配置された現場でした。そして、オケ側のスタッフの皆さまも、本当によくあれこれに対応してくださって、すごく大変だったとは思うのですが、良い演奏会に仕上がったのではなかったかな。この企画、構想6年ぐらい?とおっしゃってましたが、私も演出面などでのアドヴァイスなどさせていただき、音楽面でも「わ」の会城谷が歌手稽古からオケの下振りなどにも伺い、字幕はおなじみ吉田ということで、新響と「わ」の会のコラボ企画的な気持ちでやってきたので、終わった後の達成感もひとしおでした。全ての巡り合わせに感謝です。 演奏会形式ですので、半端に演技をつけるよ…

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コレーゲ

1月も半ばです。びわ湖の《ジークフリート》音楽稽古も始まり、新響《トリスタンとイゾルデ》も佳境。先週末は金曜《ジークフリート》、土日は《トリスタンとイゾルデ》を歌いまくるという、体力勝負な天国?!状態でした。 なにより風邪が怖いので、移動はだいたい車なのですが、土曜日は微妙に雪がチラついたこともあって、久しぶりに電車出勤してみました。 オケ合わせ終わって、仲間の歌手たちとおしゃべりしながら電車に乗るのはなかなか楽しい。日曜日には、やはりワーグナー二本立て(びわ湖にはミーメのカヴァーで入っている)でこちらに泊まっているトリスタンの二塚くんとゆっくり夕ごはん食べました。 最終的には歌うのは自分自身で、その意味ではどんな状況でも孤独ではあるのですが、だからこそかな?信頼できる仲間との連帯感は、とてもとても心強くて大切。「一緒に働く仲間」という意味のKollegeという言葉が好きです。英語だとcolleague かな。日本語だと、同僚? 年末の第九の時にお会いした飯守先生は、「一緒にやってる仲間じゃないですか!」などと畏れおおくもおっしゃってくださったのですが、まさにこれがコレーゲ 感。もちろん心から尊敬して見上げる方なのですが、音楽するときにはこの横並びで一緒に行くよねという感じも大切なように思います。私は私のパートをしっかりやるよ!的な。 …何言ってんですかね(笑)。 いつも真摯で、なんとかしてみんなから良い音を引き出してしまうマエストロとの《トリスタンとイゾルデ》まもなくです!20日池袋…

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