仕事納め

17日の東響さんとの第九で今年の演奏のお仕事は終了です。あとは教えたり、リハーサルしたりで、3月の《ワルキューレ》の準備に入ります。 mixi日記に毎年「今年の振り返り」というのを書いているのですが、今年はコンサートが15本にオペラが2本。海外や地方もあって、なかなかハードスケジュールだったようです。いや、同世代の歌手たちはもっとたくさんお仕事をなさってるんですけど、私は私でこれでもなかなか充実の一年でした。 プライベートで昨年からすこしバタバタしたこともあって、今年は自主企画的なことをほぼやらないで(「わ」の会だけかな)外からのお仕事のみ大事にやることにしていました。昨年のイゾルデ、今年のニューイヤーのおかげさまで声をかけていただいたお仕事がいくつか入って、結果的には例年より忙しくなったのですが、演奏だけに集中できたのはありがたかったです。(主催や企画は色々とやることがあって、演奏とは違う疲れがあるので) 第九は、私が学生の頃からいろんな形でお世話になっている東響さんと。 トリオでたくさんコンサートご一緒した篠崎さんが楽屋に来てくださいました。真ん中は、歌ってないときは割とダメな人である私の面倒を見てくれている飼い主(夫)。 そして、合唱リハーサルのピアニストに小埜寺美樹ちゃんが!今年の仕事始めニューイヤーオペラコンサートでもご一緒したので、一年中一緒に過ごした気分です(笑)。 グッと冷え込んで来て、まだ12月とは信じられない感じですが、冬の子なので元気に…

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金沢メサイア

打ち上げで8回目ぐらい?って言っちゃったけど、7回目でしたー。 今回はピアノで稽古一コマ、オケ合わせ一コマと少ないお稽古ながら、とても音楽的に充実した時間を過ごせたように思います。装飾をつけるにも、単に「同じメロディ2回目だから」ではなく、台詞回し的に必然性を感じるところに、そのようにつけたいなとか思ってるのですが、マエストロはそういう感じもよく受け止めてくださいました。 そして、私以外は(笑)メサイアの超エキスパートなメンバーだったため、話が早いというのはありましたね。私が初めて伺ったのは確か2003年だと思うのですが、その時から全然変わらない瑞々しい声の朝倉さん…ソプラノは天使の響きだねえ、といつも思います。そして、バスの久保さんはあちこちでご一緒していますが、ボディのある力強い響きは、絶対的な大きな存在、自然とか神とか?に繋がる感じ。そして、テノールの鈴木准くんは、高い方はもちろんのこと、中音域でのちょっと大人っぽい響きが色っぽく、Thy rebuke hath broken his heart(嘲りは彼の心を打ち砕き)で毎回グッと来てしまいました。 合唱団は、少ない人数ながらきちっと仕上がっていて、聞きながらいろんなストーリーを楽しませていただきました。私のソロ(とデュエット)から合唱につながっていく曲が2曲もあったので嬉しかった!打ち上げでいろんな方とお話ししましたが、4年ほど連続で伺ってた10年以上前のことを覚えてらっしゃる方も、今年初めてご一緒する方もいらして、合唱団と…

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旅行

演奏旅行のことをちょっと業界ぽく「ビータ」とか言いますが、私はビータが好きです。実家から嫁に行き、ひとりぐらしをしたことがないので、1人でホテルに泊まるのはなんかすごくスペシャル感があります…この歳になっても!! というわけで、金沢に来ています。 今回で7回目ぐらい?(ちゃんと数えてなくて適当です…)今回は初めての北陸新幹線も楽しみました。近くなった!石川県立音楽堂は駅前なので、その気になればマチネなら日帰り鑑賞もできますねえ。 金沢メサイアはいつもだいたいアリアばかり当たって(抜粋なので)いたのですが、今回は3曲中2曲が初めてでした!!ずっと歌ってみたかった曲なのでとても嬉しいです。そして、これでたぶんメサイアのアルトパートはコンプリートになります。今回の指揮者はDouglas Bostockさん。芸大で教えていらしたこともあり、佐藤功太郎先生とも親しかったそうです。テノールの鈴木准くんと3人で舞台裏で立ち話をしているときに、いろいろエピソードを教えてくださいました。 Douglasさんとは、テンポをちょっと合わせるというだけではなく、表現とか発音について、いろいろ突っ込んだ充実したリハーサルができてとても楽しかったです。本番は日曜日〜。実はリハーサルから本番まで少し日が空いていて、一度東京に戻っても良いのですが、わたしはやることもないのでこちらで2日間のんびりすることにしました。 とりあえず今日はお部屋を借りて練習して、部屋で勉強したり、ちょっと駅ナカをうろうろし…

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