「わ」の会《神々の黄昏》スーパーセレクション

twitterで城谷さんが「スーパーセレクション」ってお書きになっていらしたので、ちょっと真似してみました(笑)。いつもちょっと狭いよとか、もう少し広いところで聞きたいよとおっしゃっていただくので、今回は客席数が倍近い北とぴあのつつじホールで開催しました。 私は序幕の「ラブラブ新婚のお見送り二重唱」と、最後の自己犠牲。出番の間が1時間半以上開くのは初めてで、なんかちょっと不思議な感じでした。「わ」の会だといつも出ずっぱりに近かったので。ブリュンヒルデを初めて歌ったのは2010年だったのですが、城谷さんの指揮、片寄ジークフリートでした。《ジークフリート》と《黄昏》からピックアップしたコンサートで、目覚めやって、偽のグンターやって、自己犠牲だったかな。その時から多分大小含めて4回目ぐらいになる自己犠牲は、かなりフリーな感じで歌えました。ちょっと巨匠すぎたかな(笑。これは城谷さんのせいではなくて、感覚的に私のテンポが遅めなのです。もう少し流れてもいいかな。うーん、そう思って歌い始めるんだけど、なんか巨匠が来ちゃうんですよねえ…。プログラムにも書きましたが、今回初めてジークフリートの亡骸を前に歌ってみて、すごく色んな心情がリアルに動く感じでやりやすかったです。 あー、他の場面もやりたいな。今回はキャスト全員が本当に素敵にはまり役で、この組で全部やろうよ!とまた無理なことを妄想したりしました。願えば叶うかな。 あなた行ってらっしゃい! 的な。ラインの旅を見送るところ。 も…

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マレーシアフィル第九

機内Wi-Fiなので、写真なしでひとまず。帰ってから写真追加します。→しました! 第九2公演、無事に終わって帰りの機上です。お互いにその時々でいろんな立場というかお仕事というか…でありつつ、あちこちでご縁が続いてきた古澤くんのお招きで、職業としては初の海外演奏でした。 お約束な感じでポスターと記念撮影 今回は古澤さんが日本で長く指揮しているプロアマ混合のMAXフィルと合唱から50人、そしてマレーシアフィルとジュニアオケ、現地コーラスと英国からのコーラスも加わり、日馬友好60年にちなんだイベントとして企画されました。とにかくたくさんの団体が混在していたので、何をするにも大変だったと思います。 そんな中、大きなイベントを仕切って、マエストロのやることじゃないでしょ的な雑務まで全て引き受けて走り回りつつ、初日公演前にランチしながら幸せそうに「夢みたいですよ」との古澤マエストロの呟きにヤラレましたよ。 音楽家は「夢みたい」な事がやりたくて、好きでたまらなくて生きてるんだもんねぇ。 私にできることは少ないけど、しっかり1楽章からの時間を共有して、その中で自分の役割を果たして、ホール全体の空気を変えるお手伝いしたいなぁと。いつもそう思って歌ってるけど、今回はまた格別でしたなー。 リハーサル風景。 初日終演後、マエストロの自撮りによる記念撮影、の様子(笑 スポンサーのMACによるメイクアップサービスがありました。 2日目…

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熱い夏!

梅雨明けしたと思ったら雨が降るのもお約束って感じでしょうか(笑)。いつのまにか8月になっていました。 7月の終わりは、佐賀に行って来ました!サントリーホールオペラアカデミーで知り合った西村晴子ちゃんのお招きで、オペラの名曲をお楽しみいただくコンサート。私は珍しく(?)サントゥッツァ、エボリ、アムネリスと正統派イタリアオペラの濃いめのメゾの役を。 終演後に記念撮影!晴子ちゃんは、歌い手だけではなく、伴奏者も育てなくては!という熱意のもと、地元の伴奏者2名プラス東京から水谷真理子先生をお呼びしての3人ピアニスト体制。歌手は4人だったので、その豪華さがわかりますよね。いつも思うのですが、ピアニストは一つの現場に一人のことが多いので、こうやって素晴らしい先生にアドヴァイスを受けつつ、先生の演奏(とリハーサル)を間近に見られるというのは本当に稀で貴重な機会だと思うのです。私も今回、水谷先生、テノールの下村さんと初めてご一緒しましたが、こちらが打ち込んだ球を必ず打ち返してくれるという信頼感があり、とても自由で楽しく歌うことができました。晴子ちゃんとは20年以上ぶりでしたが、SNSなどでつながっていたせいか、なんの違和感もなくコンサートの準備から二重唱までご一緒できました。 美味しいものもいっぱい!熱い心の人もいっぱい!また佐賀に行きたい!と強く思いながら帰りの飛行機に乗りました。 さて、帰京してその足で向かったのは、「わ」の会リハーサル。いよいよアンサンブル稽古が始まりました。まず…

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