ヴェーゼンドンク
昨日はオペラシティにて、ヘンツェ版「ヴェーゼンドンク歌曲集」を歌ってきました。オリジナルはピアノ伴奏で、ワーグナーが作曲したものを、低く移調して室内オーケストラの彩りを添えたものです。
ご依頼を頂いてからすぐにスコアを買い求め、嬉しく眺めながらこの日を待ちました!今までも何度もご一緒している下野マエストロですが、今回は特に時間をしっかりとってリハーサルをお願いし、音楽のこともそうでないこともたくさんお話しし、コンサートまでの過程を共有しました。コンサート終わってから皆でお話ししている時に、「池田さんは、なんというか盟友って感じかな」っておっしゃってくださって嬉しかった!
普段はドライめな(残響の多くない)ところで歌うのが好きなので、ちょっと豪華な響きのオペラシティの舞台では楽器と聴き合う感じが難しいかも、とか言葉がつぶれないように、とか想像しながらいろいろ準備するのは楽しかった。ピアノ伴奏にはない音がたくさんあるので、リハーサル用のピアノリダクション譜面を「わ」の会でおなじみの城谷さんが書いてくださったり、歌詞についての小さな疑問について吉田真さんが詳しくお教えくださったり…「わ」の会仲間のバックアップもありました。
(吉田さんがワーグナーの手書きファクシミリを見せてくださいましたよ!)
リハーサル始まる頃に、大きな温度差と世の中あちこちで盛大にかかるエアコンで、アレルギー性鼻炎にも悩まされ(笑)。幸い声には影響なく歌えたので、多少お見苦しい点があったことは大目に見てい…