関西フィルでミサソレムニス
関西フィルでのミサソレムニス、とても幸せに終演。疲れていたら…と念のためにとっておいたもう一泊もキャンセルし、早めの新幹線で帰宅しました。
帰りの道中、明日オケ合わせのバカロフのおさらいをしようと思っていたのですが、頭の中のベートーヴェンが鳴りやまず。お勉強は諦めて余韻に浸っていました。
以前にも書いたのですが(こちら)、なんか気の合うベートーヴェン(笑)。柔らかく繊細なところと、激情というか、抑えきれない部分のコントラストがなんとも人間的だなぁ、と歌うたびに思います。
ソリストもアンサンブル部分が多いので、音楽の受け渡しとバランスについては、マエストロから再三のリクエストをいただき、日々のリハーサルで試行錯誤を重ねました。特に一緒に三度で動くことの多いソプラノの澤畑さんとは、とても素敵な協力関係というか…一緒に作り上げていく感を持つことができて、毎日とても楽しかった!飯守先生の「作品に奉仕する心」と共に歩みましょう!みたいな気持ちで、自分がうまく歌うとか気持ちよく歌うとか…そういうこととはまったく違うベクトルで動いていく感じ。いや、もちろん上手に歌わなくてはいけないんですけどね(笑)。
私としては6回目のミサソレで、いちばん見通しの良い感じで演奏ができたように思います。オケ後ろの立ち位置だったので、ややコンサートマスターが遠かったのですが、ベネディクトゥスも探りすぎず良い感じで動いて歌っていけて、終演後岩谷さんと「私たちやりましたね!」とガッツリ握手しちゃいました(笑)。
当日はゲネプ…