新作の楽しみ

今年は新作を演奏する機会が多くなっています。 まずは3月19日「みわのこえ」にて、栗原未和さんと植松さやかさん作曲の《あらしのよるに 》。 有名な絵本だそうで(私は知らなかった、恥ずかしい…)ヤギとオオカミが暗闇の中で交わす会話の音楽劇。ちょうど3人のスケジュールが合ったこともあり、週末2日間で譜読みしつつ、構成や演出についてのプランニング(妄想❤️)。 左から、植松さやかさん・栗原未和さん・あっし 作曲家とお稽古できるということは、どんなイメージか?テンポの移り変わりの感じは?など直接伺えて、イメージが掴みやすく楽しい! 一昨年やるはずだったリサイタルでの《羅生門》(今年6/22にやりますよ!)を書いていただいたり、長浜市民創造オペラ「しのぶときく」の中継を拝見して、とってもファンになってしまった植松さんの新作とあって、私もワクワクしております。(そのとき未和さんが主演でした) ちょうど年末年始に帰省しなかったからと、未和さんがこちらのご実家のレッスン室を貸してくださり(奇遇にも私の家からも近い!)さやかさんも快く上京してくださったので、ゆっくり2日間の強化合宿?的なお稽古。 グループチャットで色々と話しても、直に会って話した方がはやいことも多いし、新曲が音になっていくのはとても楽しかった!! 主催ということで、テキパキとリードしてくれながらも、歌うとキラキラでキュートなヤギさんの未和さん。 オーケストラが頭の中で鳴ってるんだろうなぁ…お忙しい中、超速で譜面をあげてくだ…

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”びわこのこえ”本領発揮?!

少し日が経ってしまいましたが、”びわこのこえ”公演が無事に開催されました。 このご時世、感染症の心配もしつつ、合唱などもするのは、主催者的に頭が痛かったのではないかと思いますが、無事に皆元気で舞台に立つことができてよかったです。 私は前回まで、結構お稽古にもたくさん伺っていたのですが、今回は前週に《ジークフリート》があったりもしたので、前日リハーサルの前に少しお時間をいただいて合わせ物をやるのみという一発勝負で頑張ることにしました。移動もリスクですしね。 11時の回ではモーツァルト作曲の「さあ、かわいい娘よ」というデュエット。これは男声が人間語で、女声は猫語という重唱だったのですが、相手役が御神酒徳利で夫婦をやった迎君だったこともあり、サクッとうまくいくなと信じておりました。 そして、15時の回ではソロで「チョコレート・ダモーレ」という歌曲。ちょっと初恋感のある歌詞がついていて(元は器楽曲のようですが、作曲家ご自身で歌にアレンジされています)素敵な曲。 いつも”びわこのこえ”の時に、私の持っているドレスがどれも皆さんに比べて地味すぎる(笑)という悩みがあったので、今年はベクトルを変えて攻めてみようと考え、和装で行くことに。チョコレートの方は、道ですれ違う殿方に思い切って声をかけるみたいな内容で、雪も降るので、くすみピンクの小紋に羽織り、手にはレースのショールを持ってみることに。そして、猫ちゃんの時は、猫カチューシャをご用意いただけるという話だったので、帯付きで活発な雰囲気にして猫娘?…

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新響《ジークフリート》燃えました!

前日リハーサル→当日ステリハ(フル)→本番と続きますので、結構ハードスケジュールではありますが、気心の知れた歌手仲間と一緒に、城谷さんにコントロールお任せでただ楽しむのみ!の二日間でした。 リングの中で一番難しいな〜って個人的に思っている《ジークフリート》も、軽いカットを入れた演奏を含めると4回目とか?になりますので、だいぶ自分の中での一体感が出てきたように思います。そして、オーケストラもいつも安定の新響さんなので「ここは気をつけて合わせてさしあげる」みたいな小賢しいまねも必要なく、普通に音楽と進んで行けば良いので、とっても楽しかったです! 「わ」の会でお馴染みのメンバー マッスーが全貌を撮影してくれました!わお ハープ4台も豪華♪ オーケストラも、ブリュンヒルデとジークフリートの噛み合わない会話(笑)での急激なテンポ感の変化などにもよくつけてくださるし、かの有名な難所ホルンコールもかっこよく決めちゃうし、下手くそ葦笛とか小鳥コーナーも楽しんで演奏なさっていて、お客様にも字幕と共に音色でドラマの進行を感じていただけたのではないかと思います。 私も復帰後の都内の演奏としては、デアフェルネクラングさんの復活以来、大きな会場のものは2本目ということで、復帰おめでとう的に喜んでくださったコメントも多数拝見いたしました。はい!ご覧の通り元気にやっております。 急な冷え込みなどもあり、体調管理には気を遣いましたが、無事に終えることができてとっても嬉しいと共に、ちょっと寂しい。 ちなみに、字幕作…

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