2018年07月16日

ぴよもんか夏の陣Special2018

門下生同士で聞き合う内輪の会はやっていたのですが、お客様をお迎えする発表会はなんと5年ぶり。シティ・フィル・コーアに在団の生徒は2日連続の本番になってしまいましたが、みんな落ち着いてよく歌ってくれました!
1D084D19-2B54-4A88-B87D-B8C02152CE44.jpg

なぜか紺のドレスが多かった(笑)
ゲネプロ後に撮りましたが、この後みんなきっちり反省を活かして本番歌って、さらに晴れやかな笑顔になったんです。

とても嬉しかったのは、姿勢やお辞儀が綺麗で落ち着いていたこと。そして、間違ったりしても、慌てず堂々と先に歌っていく感じ。これは、門下内で続けてきた「気楽な勉強会」の成果かなと思いました。「気楽な勉強会」とは、私抜きでお互いの演奏を聞き合う会のことで、数ヶ月に一度のペースで生徒主催で行なっています。いま習ってる曲を披露し、お互いにアドヴァイスしあっているようです。やはり人前で歌うことは緊張すると思うのですが、回数こなすうちに慣れてくるものですね。そして、「なんで同じこといつも注意されちゃうんだろう」とか「わたしだけこんなにできない」と思っていたことが、実はみんな共通の悩みだったりすることがわかって励まされたり。個人レッスンだからこその孤独な戦いを、同門の仲間と一緒に頑張って欲しいなと思って提案した勉強方法ですが、なかなか良い結果を出してくれて嬉しいです。

普段バレンタインコンサートに出演している生徒たちには、スタッフ業務を学ぶというのも課題にしました。ですので、無料コンサートながらチケットを作成して、表方の仕事を体験してもらいました。働きながら交代で歌も歌って…と大変だったと思いますが、みんなよくやっていて感心。

EE8625F0-50AF-4D6B-AEC5-F5B702A62421.jpg

今回のMVPミコちゃん。
会場の手配から各種業務の依頼、進行表の作成なども一手に引き受けてくれたうえに、前日までの合唱の疲れも感じさせず笑顔で仕事をして、なおかつ丁寧で一皮むけた素晴らしいトスカを歌ってくれました。ありがとう😊

お客様方もとても暖かくみんなの演奏を聴いてくださり、会場は良い雰囲気。そして、門下コンサート恒例の募金もたくさん集まりました!ありがとうございます!

782DE158-1CF9-4AD6-A700-6D3A16835A8E.jpg

チラシデザインに使ったイケイケのホネホネが気に入ったので、門下Tシャツも作りました。

前から見ると黒い無地のシャツなのですが、背中はこの通り!

762132DA-7F42-4910-A16D-4C30837B1B66.jpg

打ち上げは二次会までたくさんの笑顔が並びました。大人はいろいろあって、なかなか自分の歌のことばかりできなかったりするけど、これからもしつこく諦めずに頑張って欲しいと思います。
posted by ぴよきち at 09:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月11日

Verdi Requiem@りゅーとぴあ

ものすごい早さで夏がやって来て、地面が揺れたり大雨が降ったり。こんな時、離れた地にいる者は、とにかく普通にきちんと生活していくことが大事だなあと思います。

そして、大雨が大変だった先週末は、新潟に伺ってヴェルディ のレクイエムを歌ってきました。
ホテルのすぐ横の信濃川は茶色く濁っていて、近隣の地の雨のすごさを感じましたが、演奏会当日の会場付近は雨もやんで、たくさんのお客様を無事にお迎えすることができました。

事前練習は、川崎にてオケとソロのみだったため、当日ゲネプロは合唱団と初めての合わせになるため全曲しっかり。当日のゲネプロは、ソリストは適宜自分の声のペースに合わせて抜いたりするのが許容されていますが、私はいっぱい歌うと声が出てくるタイプなので、いつもしっかり歌ってしまいます。(同僚たちにうざがられてないか心配ですw)抜くとね、テンポ感とかブレスのタイミングも変わっちゃうのも困るんです。オペラは稽古が長いので、大体のテンポ感とかマエストロと一緒に作っていく感じになるのですが、コンサートは合わせが少ないため、臨機応変に行かないといけません。やってみてわかったのは、疲れるのは声というより集中力ですね(笑)。これは、声を抜いてリハーサルしても抜くことができない部分なのですよねえ。

にいがた東響コーラスは今年で20周年を迎えるそうです。女声の一部の方とは昨年の京都でのマーラーでご一緒しましたが、全体としてははじめまして。私は学生時代に東京の東響コーラスに入っていたので、勝手に親近感です。東響コーラスといえば暗譜!皆さんしっかり暗譜で、指揮によく反応していらっしゃいました。

ソリストチームは、全員何度かご一緒した気心の知れた仲間。とても気持ちよく仲良く、この崇高な作品に一緒に挑んでいけました。


fullsizeoutput_4074.jpeg

左より、今年は何かとご縁のある品格ある素晴らしいテノール望月さん、私、鹿鳴館や第九でお世話になった飯森マエストロ、可愛いだけじゃないですよ!いつも音楽に気迫を感じる素敵ソプラノ市原愛ちゃん、歌うと超カッコ良くて、喋ると癒し系のバス ジョン・ハオさん。
このメンバーで、7月29日にもヴェルディのレクイエムやります!八王子オリンパスホールは駅直結!!

新潟から戻って一息ついて、昨日は新国立劇場の高校生向け公演《トスカ》を観に行きました!
高校生の為の公演なので、当日に余りがあれば大人も買えるというシステム。昨日は小林厚子ちゃんがトスカを歌い、「わ」の会でおなじみ城谷さんが指揮。実は《トスカ》を全部観るのは初めてったのですが、美しい舞台にイキイキと人柄の見える演出、スタイリッシュな演奏で本当に素晴らしかった。《トスカ》というオペラが好きになっちゃいました!アルトもメゾも役がないけど(笑)そして、厚子ちゃんのトスカは第一声から本当に輝くような美しい声。オペラは容姿や年齢関係なく、声で役柄が決まるものですが、目を閉じて聴いているだけで「素晴らしく美しい女の人が来ました!」とわかる声。そしてさらに厚子ちゃんはあの舞台映えのする容姿なので、もう向かうところ敵なしだね!

さて、今週末には門下生全員参加の発表会もあります。
選抜メンバーのバレンタインコンサートとは違い、普段は忙しかったり色々大変だったりで歌を続けるのは結構大変よ、みたいな状況の中頑張っている人たちも出演。バレンタイン出演のいつも超頑張って(頑張らせられてる?)いる人たちも、もちろん出演。シティフィルコーアに在団の生徒たちにとっては2日連続の本番になってハードですが、きっと晴れやかな顔で打ち上げを迎えることと思います。

summer2018flyer.jpg

さーて、先生も最後の準備がんばりますよー!まず、プログラム作らなきゃ!

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 クラシックブログ 声楽へ







posted by ぴよきち at 11:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月25日

地位向上委員会

先日の「メゾソプラノ地位向上委員会」というコンサートは、ハイレベルかつ親しみやすい素晴らしい公演だったと巷での評判ですね。よく冗談で「ソプラノは〜で、メゾは〜〜で、テノールは…で、バリトンは」とか言いますが、確かにメゾソプラノらしいキャラクターってあるような気がいたします。

さて、地位向上といえば、わたくし密かに行なっている一人部活動?がございます(笑)。いや、きっと同士はたくさんいると思うんですけど。
それは「カヴァー歌手地位向上委員会」です。

他分野ではちょっと違うかもしれませんが、オペラの業界では「アンダースタディ」と「カヴァー」って立場が違います。(日本語ですと両方とも代役ですけどね)アンダースタディは、その役を勉強しながら、リハーサルなどで時に代理を務める歌手。本役が降板しても、基本的には出演しません。カヴァーは、本役に何かあった時に出演するために雇われている代役です。なので、カヴァーの人に「アンダーの人」とか言うと、ちょっとムッとされるかも。特に新国立劇場では公演数が多く、ヨーロッパからすぐに代役が飛んでくるというのも難しいため、しっかりベテランの歌手がキャスティングされていることが多いのです。

予定されて雇われている以上、何もなくてジャンプインしてくる代役とは違い、しっかり演技なども頭に入れて支障なく務めるのがお仕事。そう思ってやっています。本番を歌って得られるカタルシスがないため、「カヴァー業務は想像妊娠みたいなもんだねえ」と私はよく言いますが、しっかり良い子が産めるように本番までの日々を過ごします。そんな「めっちゃ職人芸」なカヴァーのお仕事をレスペクトして欲しいなあと常々思っているのです。

さて、そんなカヴァー業務好きな私に降って湧いたお仕事が!無事に本役さんがお元気になられ、素晴らしい公演となりましたが、実は先週木曜から上海に行っておりました。2016年3月の新国での公演でもカヴァーをしておりました関係でお声がけいただきました。しかし、シュトラウスのオペラはテンポの変化も多くて、指揮者や共演者との呼吸が色々難しいのです。出先で第一報の打診をいただき、2時間後ぐらいに決定するから待っていてくださいとのこと。とりあえず家に戻って、譜面をザーッと見直して、少しずつ準備。とりあえずコレペティさんを捕まえることができたのでお時間をいただく約束をし、3年前に同じようなメンバーで行われたN響のコンサートの写真を検索で探して、サロメさんのドレスの感じを拝見してドレスを選び、とりあえず本番グッズはすぐに詰められるようにベッドの上に並べてスタンバイ。そして、「カヴァーとして上海入りして欲しい」というお電話をいただき、20分ぐらいで荷物を詰めて、とりあえずコレペティへ!忘れ物をしていないか心配で、コレペティ終わった後に、スーツケース開けてドレスと靴確認しちゃいました(笑)。

2年と少しぶりのヘロディアスですが、当時もキャストチェンジなどがあり、何度も稽古で歌ったこともあり、結構すんなり思い出せて一安心。冷や汗を拭き拭き、空港へ。羽田から上海への直行便は少し遅い時間だったため、空港でゆっくりあれこれ連絡ごとをしたり、デュトワさんの録音をダウンロードしたり。上海のホテルに入ったのは、現地時刻の3時ごろ(日本の4時ごろ)。飛行機でも寝ないように気をつけていたので、ホテルではぐっすり眠ることができて一安心でした。

昨年マレーシアに行ったこともあり、パッと必要なものが思い浮かんでパッキングできたので、足りなくて困ったものはなし。なくても大丈夫だったけど、あればよかったなと思うものが少し。次回はメラトニンとノイズキャンセリングヘッドフォンのケーブルは持って行こう。(次回って?!w)中国に詳しい友達や、現地情報を教えてくれた日本人キャストの皆さんのおかげで、初めての中国も困らず過ごせました。感謝!


そして、難しい役のカヴァーとして信頼して発注くださった主催者にも感謝です。

LtTjhzQ4Ty+HImVgNJBW0w.jpg

JvcQYJHiS1+Pkk5tWHmdHg.jpg
 仲間と美味しい小籠包も食べました!それと、猪血のスープ!

新しくて綺麗なホールでの本番は、特等席で聴かせていただきました!
1WxNwy0RR6aL2xg+Mo8xXQ.jpg


ゲネプロも無事に終わって、本役さんが歌うつもりと言っていると伺った後も、なんとなく歌うための準備体制は解除せずに過ごしていました。私が歌う可能性は限りなくゼロでも、もし万一本役さんがエレベーターに閉じ込められたら(笑)とか、ね。そうやって限りなく小さな可能性も無視せずに備える小心さが、私の取り柄です。ずっと昔に師匠から教えていただいたように、毎日自分の役の言葉は必ず唱えてスラスラ言えるようにする。体調を整える。連絡がつくように携帯の電池切れに気をつける。自分が入ることを想像してリハーサルを観察する。ゲン担ぎみたいな感じですが、こんなにおりこうに備えている私を神様は見ていて、いざという時には味方してくださると思って。


というわけで、長めの春休みは強制終了。次はヴェルディのレクイエム!新潟と八王子です。楽しみ〜



人気ブログランキングへ

にほんブログ村 クラシックブログ 声楽へ

posted by ぴよきち at 12:10| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする