近況報告

歌うお仕事を休んで2ヶ月近くが経ちました。 とりあえず色々な検査を経て、最善と思われる治療法が使えるということがわかって、頑張っているところです。 副作用などの波があるので、コンスタントに動けるわけではないのですが、いかにも病人!という感じで寝込んでいるわけではないので、なるべく動ける時に動いて筋力や基礎的な体力を落とさないように気をつけています。 毎日ちゃんと寝巻きから家用の服に着替えるとか、夫が在宅勤務をしているので、お昼休みに昼ごはんを出す(作る時もあれば、ウーバーとかの時もありw)。家事は手抜きしながら少しずつ。あとは、生徒の個人レッスンなんかも続けております。 こんなふうに手帳をつけたりも。 降板のためにあちこちにご迷惑をおかけしましたが、皆様本当に暖かく見守ってくださっています。感謝。 そして、代わりに歌ってくださる皆さんにも、感謝。 私の中での「ワーグナー業界」のステマネさんのひとりだった方が、急に旅立たれてしまいました。 あっちで大きな公演でもあるのかしら。 私も呼んでくれないかしら、なんて思っちゃダメですね。今、ぎょろっと大きな目で「姉さん!まだですって!」って怒ってる二塚くんの顔が浮かびました。 12月8日の「わ」の会のお稽古にも顔を出して、動画を撮らせていただいたりしています。 「わ」の会vol.9 Leiden -苦悩- 合唱稽古快調! 最近クラシックバレエ業界がYouTubeを使っての色々に挑戦している姿をよく見かけます…

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しばらくお休みをいただきます

週末に情報が公開されましたが、これからしばらくの間お休みをいただくことになりました。 今までも、あまり体力がある方ではないなりに気をつけて配分しながら歌ってきましたが、今回はちょっと集中して向き合わなくてはならないということがわかりました。演奏会当日に向けて体調をしっかり整えるのはもちろんのこと、勉強のための時間や体力・集中力なども必要。そういう意味では歌い手は年中無休なのです。きちんと準備できていない状態で舞台に乗るようなこともしたくないし、してはいけないと思っているので、苦しい決断でしたが、しばらくのお休みをいただいて治療に専念することにしました。 たくさんの方から、ご心配と声援のメッセージ等をいただき、申し訳ないながらもとても心強く、たくさんの方に待っていただいていることを忘れずに頑張ろうと思いました。 現在の状況としては、本格的な治療を始める前の検査や準備中なので、まだ元気に普通の生活を送っております。この仕事を始めて、合唱を入れると30年。完全お休みってなんか慣れなくて、家でなんとなくソワソワしております。これから治療の副作用として、感染症にかかりやすくなるということもあり、合唱団などの指導は一時お休みさせていただきますが、個人レッスンなどはしっかり対策をしながら続けていこうと思っております。 急な降板に対応していただいた各主催者の皆様、代わりを引き受けてくださった素晴らしい歌手の皆様、本当にありがとうございます。

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オーソドックスに、丁寧に

5月は珍しく本番が毎週ありました。 エレクトラの後は、日本フィルさんとマエストロ・インキネンの第九。 日本ではものすごく頻繁に演奏される第九ですけど、「自動演奏にならないで!」と丁寧にホールの響きとのバランスをみながら、丁寧に調整なさるマエストロ。ソリストも、互いのバランスを感じながらのアンサンブル。基本的だけど大切なことですね。スタイリッシュで熱い演奏になったかなと思います。楽しかった!! 翌週は、調布市民合唱団の創立45周年定期演奏会でした。どこの合唱団にもありがちなメンバーの高齢化という問題にも柔軟に対応し、なんと90代の団員さんもいらっしゃるとか!パイプオルガン伴奏でのデュリュフレのレクイエム、丁寧に演奏されていて、ご一緒していて楽しかったです! ボイストレーナーをなさっている平井香織さんのお誘いで。バリトンソロは大沼くん。オルガンの新山恵理さんとご一緒に。 これらの本番の合間を縫って、兵庫のドン・ジョヴァンニの音楽稽古も始まりました!これから夏まで、集中して楽しんでいきたいです!!

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